主たる機能種別「一般病院2」
主たる機能種別「一般病院2」を適用して、公益財団法人 日本医療機能評価機構による機能評価の審査が実施されました。書面審査および 2021年 7 月 29 日~7 月 30 日に実施した訪問審査の結果、機能種別一般病院2の機能評価認定をいただきました。
評価にあたっては、評価調査者が「評価の視点」「評価の要素」および病院の「活動実績」について、資料(各種議事録、診療記録など、日々の活動実態が分かるもの)や現場訪問、意見交換などを通じて確認しております。また、一時点(訪問審査当日)のみが対象となるのではなく、改善活動に 継続的に取り組まれている状況や医療を取り巻く社会の動きなどを考慮して、 総合的に評価されたものです。
評価について
中項目評価は4段階で行われ、「S」「A」「B」「C」で表記しました。
評価結果の解釈はおおむね以下の通りです。
評価 |
定義・考え方 |
S |
秀でている |
A |
適切に行われている |
B |
一定の水準に達している |
C |
一定の水準に達しているとはいえない |
NA |
非該当
※各項目で求められている事項が、病院の役割や機能から考えた場合に必要ない(当該事項が行われていなくても妥当である)と考えられる場合
|
1 患者中心の医療の推進
1.1 患者の意思を尊重した医療
A |
1.1.1 患者の権利を明確にし、権利の擁護に努めている |
B |
1.1.2 患者が理解できるような説明を行い、同意を得ている |
A |
1.1.3 患者と診療情報を共有し、医療への患者参加を促進している |
A |
1.1.4 患者支援体制を整備し、患者との対話を促進している |
A |
1.1.5 患者の個人情報・プライバシーを適切に保護している |
A |
1.1.6 臨床における倫理的課題について継続的に取り組んでいる |
1.2 地域への情報発信と連携
A |
1.2.1 必要な情報を地域等へわかりやすく発信している |
A |
1.2.2 地域の医療機能・医療ニーズを把握し、他の医療関連施設等と適切に連携している |
A |
1.2.3 地域に向けて医療に関する教育・啓発活動を行っている |
1.3 患者の安全確保に向けた取り組み
A |
1.3.1 安全確保に向けた体制が確立している |
A |
1.3.2 安全確保に向けた情報収集と検討を行っている |
1.4 医療関連感染制御に向けた取り組み
A |
1.4.1 医療関連感染制御に向けた体制が確立している |
A |
1.4.2 医療関連感染制御に向けた情報収集と検討を行っている |
1.5 継続的質改善のための取り組み
A |
1.5.1 患者・家族の意見を聞き、質改善に活用している |
B |
1.5.2 診療の質の向上に向けた活動に取り組んでいる |
A |
1.5.3 業務の質改善に継続的に取り組んでいる |
B |
1.5.4 倫理・安全面などに配慮しながら、新たな診療・治療方法や技術を導入している |
1.6 療養環境の整備と利便性
A |
1.6.1 患者・面会者の利便性・快適性に配慮している |
A |
1.6.2 高齢者・障害者に配慮した施設・設備となっている |
A |
1.6.3 療養環境を整備している |
A |
1.6.4 受動喫煙を防止している |
2 良質な医療の実践1
2.1 診療・ケアにおける質と安全の確保
A |
2.1.1 診療・ケアの管理・責任体制が明確である |
B |
2.1.2 診療記録を適切に記載している |
A |
2.1.3 患者・部位・検体などの誤認防止対策を実践している |
A |
2.1.4 情報伝達エラー防止対策を実践している |
B |
2.1.5 薬剤の安全な使用に向けた対策を実践している |
A |
2.1.6 転倒・転落防止対策を実践している |
A |
2.1.7 医療機器を安全に使用している |
A |
2.1.8 患者等の急変時に適切に対応している |
B |
2.1.9 医療関連感染を制御するための活動を実践している |
A |
2.1.10 抗菌薬を適正に使用している |
A |
2.1.11 患者・家族の倫理的課題等を把握し、誠実に対応している |
A |
2.1.12 多職種が協働して患者の診療・ケアを行っている |
2.2 チーム医療による診療・ケアの実践
A |
2.2.1 来院した患者が円滑に診察を受けることができる |
A |
2.2.2 外来診療を適切に行っている |
A |
2.2.3 診断的検査を確実・安全に実施している |
A |
2.2.4 入院の決定を適切に行っている |
A |
2.2.5 診断・評価を適切に行い、診療計画を作成している |
A |
2.2.6 患者・家族からの医療相談に適切に対応している |
A |
2.2.7 患者が円滑に入院できる |
A |
2.2.8 医師は病棟業務を適切に行っている |
A |
2.2.9 看護師は病棟業務を適切に行っている |
A |
2.2.10 投薬・注射を確実・安全に実施している |
A |
2.2.11 輸血・血液製剤投与を確実・安全に実施している |
A |
2.2.12 周術期の対応を適切に行っている |
A |
2.2.13 重症患者の管理を適切に行っている |
A |
2.2.14 褥瘡の予防・治療を適切に行っている |
A |
2.2.15 栄養管理と食事指導を適切に行っている |
B |
2.2.16 症状などの緩和を適切に行っている |
A |
2.2.17 リハビリテーションを確実・安全に実施している |
A |
2.2.18 安全確保のための身体抑制を適切に行っている |
A |
2.2.19 患者・家族への退院支援を適切に行っている |
A |
2.2.20 必要な患者に継続した診療・ケアを実施している |
A |
2.2.21 ターミナルステージへの対応を適切に行っている |
3 良質な医療の実践2
3.1 良質な医療を構成する機能1
A |
3.1.1 薬剤管理機能を適切に発揮している |
A |
3.1.2 臨床検査機能を適切に発揮している |
A |
3.1.3 画像診断機能を適切に発揮している |
B |
3.1.4 栄養管理機能を適切に発揮している |
A |
3.1.5 リハビリテーション機能を適切に発揮している |
S |
3.1.6 診療情報管理機能を適切に発揮している |
A |
3.1.7 医療機器管理機能を適切に発揮している |
A |
3.1.8 洗浄・滅菌機能を適切に発揮している |
3.2 良質な医療を構成する機能2
A |
3.2.1 病理診断機能を適切に発揮している |
NA |
3.2.2 放射線治療機能を適切に発揮している |
A |
3.2.3 輸血・血液管理機能を適切に発揮している |
B |
3.2.4 手術・麻酔機能を適切に発揮している |
NA |
3.2.5 集中治療機能を適切に発揮している |
A |
3.2.6 救急医療機能を適切に発揮している |
4 理念達成に向けた組織運営
4.1 病院組織の運営と管理者・幹部のリーダーシップ
A |
4.1.1 理念・基本方針を明確にしている |
A |
4.1.2 病院管理者・幹部は病院運営にリーダーシップを発揮している |
A |
4.1.3 効果的・計画的な組織運営を行っている |
A |
4.1.4 情報管理に関する方針を明確にし、有効に活用している |
A |
4.1.5 文書管理に関する方針を明確にし、組織として管理する仕組み がある |
4.2 人事・労務管理
B |
4.2.1 役割・機能に見合った人材を確保している |
A |
4.2.2 人事・労務管理を適切に行っている |
A |
4.2.3 職員の安全衛生管理を適切に行っている |
A |
4.2.4 職員にとって魅力ある職場となるよう努めている |
4.3 教育・研修
A |
4.3.1 職員への教育・研修を適切に行っている |
A |
4.3.2 職員の能力評価・能力開発を適切に行っている |
A |
4.3.3 専門職種に応じた初期研修を行っている |
A |
4.3.4 学生実習等を適切に行っている |
4.4 経営管理
A |
4.4.1 財務・経営管理を適切に行っている |
A |
4.4.2 医事業務を適切に行っている |
A |
4.4.3 効果的な業務委託を行っている |
4.5 施設・設備管理
A |
4.5.1 施設・設備を適切に管理している |
A |
4.5.2 物品管理を適切に行っている |
4.6 病院の危機管理
A |
4.6.1 災害時の対応を適切に行っている |
A |
4.6.2 保安業務を適切に行っている |
A |
4.6.3 医療事故等に適切に対応している |