診療科・部門案内

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※ 科により応対する曜日が異なります。
診療表をご確認ください。

予約または予約変更については
TEL 054-256-8008 (代) まで
予約受付時間 月~金 13:00~16:30 ※ 祝日は除く
初診の場合は直接2階の総合受付まで
受付時間 月~金 8:00~12:00 16:30~18:00 ※ 祝日は除く
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臨床検査科

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精度の高い検査、迅速に対応できる体制

臨床検査とは、病気の原因を調べたり、治療の効果を見るために行なわれます。
大きく分けると、生理機能検査、検体検査にわけられます。
生理機能検査は直接患者様を対象として行なう検査であり、検体検査は患者様から採取された血液や尿などを調べる検査です。

当検査室では精度の高い検査を目指し、迅速に対応できるよう、年中無休24時間体制で検査を行なっています。

検査科責任者のご挨拶

臨床検査科は、中央集権型ではなく分野分権型組織に移行し、各々が立案、主導し業務還元、患者還元する組織構築を目指します。
業務内容は多様化時代を迎え、都度変化する環境に順応適応する柔軟性を持った能力、人間性、および組織を意識していきます。

基本概念は、環境、教育、学術を3本柱とし、一部の分野に特化した指導的立場の人間を配置することで教育環境を調えています。
初期教育では、マニュアルを順守し夜勤勤務の独り立ちを目指し、中・長期教育では、各分野の認定取得を目標に掲げるとともに分野責任者を目指します。

近年では、積極的に学会発表も行っており、驕ることなく外部からの刺激を受け切磋琢磨して研鑽を積んでいます。今後とも臨床検査科を宜しくお願い申し上げます。

検査科 技師長 上田

掲載記事

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社広報誌掲載

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「超音波検査室の精度認定制度」で施設認証を取得

この度、日本超音波検査学会が制定する『超音波検査室の精度認定制度』を受審し、無事にこの施設認証を取得することができました。受審領域は、消化器領域・循環器領域・体表臓器領域・血管領域・健診領域の5領域となり、有効期間は5年間で更新が必要となります。
個々のスキルに対しては、認定超音波検査士の取得によりこれを担保し、超音波検査室としては、環境整備をベースとした再現性のある診断精度の担保として、精度認定制度受審による施設単位の認定取得が必要であると考え、これを実践継続していく所存です。
個人の認定取得や施設認証取得は、地域医療貢献や患者還元に繋がると信じ、スタッフ一同精進して参りますので、今後とも当院検査科を宜しくお願い申し上げます。

超音波検査委託について

病診連携の円滑化を図り、地域医療の向上に寄与する事を目的とし、超音波検査全領域で受託を行っています。
認定資格を持った専門技師が精度の高い検査を行っていますので是非ご活用ください。

※ご利用にあたっては事前に当院との契約が必要です。
契約・お問合せについては病診連携室(電話:054-256-8157 直通)までお問合せください。

委託検査の締結方法

 ・希望医療機関へ訪問し契約をかわします。
 ・契約書は2通作成し、相互に署名・押印のうえ、1通ずつ保管します。

検査依頼の手続き方法

 ・委託検査契約を締結した医療機関は当院病診連携室に予約の電話(054-256-8157 直通)をする。
 ・病診連携室担当者が予約を入れる
 ・依頼医療機関にて検査依頼書を記入し、病診連携室にFAX(054-256-8163 直通)をする。
 ※検査依頼書(2枚複写)はお届けいたします。
 ・依頼医療機関より検査依頼書兼予約票(2枚目)を患者様に お渡しいただきます。

検査当日
 ・患者様は「検査依頼書兼予約票」「当院診察券」を持参し、当院2階、19番生理検査受付に直接お越しいただきます。
 ※2階の総合受付を通る必要はありません。
  
検査後
 ・検査レポート・画像(CD-R)は1週間以内にお届けいたします。

検査費用の請求について

・依頼医療機関にて診療報酬請求を行います。検査翌日(検査日が土曜・翌日が祝日の場合はこの限りではありません)に当院より診療報酬明細書をFAXいたします。
・当院にて各月分を取りまとめ、翌月10日までに医科診療報酬点数表に準じた検査料の50%に消費税を合算した額を依頼医療機関様へ請求します。
・依頼医療機関は検査費用を翌月末日までにお支払いいただきます。

検体検査

院内で実施している検査項目(2021年)

生化学免疫・血清尿・糞便・穿刺液
TP梅毒定性尿一般定性
AlbHBsAg検尿沈渣
A/G比HBsAbCCR(24時間)
ChEHCVAb尿中微量アルブミン
T-BilHIV抗原抗体尿中蛋白
D-BilHBcAb
ALPSARS-Cov2抗原定量
γ-GTPTSH
AST(GOT)F-T3髄液検査
ALT(GPT)F-T4腹水検査
LDHコルチゾール胸水検査
CPKBNP関節液検査
AMYPTHインタクトCAPD検査
P-AMYCEA
GLUPSA
HbA1cAFP便ヘモグロビン(OC法)
T-CHOCA125
TGCA19-9
HDL-CCA15-3
LDL-Cプロカルシトニン定量
BUNRF
CREBMG
UA
Na、K、Cl
IP血液型(ABO、Rh式)
Caクームス試験・直接
Mgクームス試験・間接
Fe赤血球不規則抗体検査
UIBCクロスマッチ(交差適合試験)
TIBC
フェリチン
CRP
Zn
CuNH3
血液・凝固細菌迅速その他
CBC迅速インフルエンザA、B血液ガス分析
血液像A群β溶連菌迅速検査
Retロタウイルス抗原(便)心筋トロポニンI
PT(INR)アデノウイルス抗原(咽頭、便)CK-MB
APTTジコキシン
フィブリノゲン迅速マイコプラズマ抗原(咽頭)VCM(バンコマイシン)
Dダイマー迅速RSウイルス抗原アルコール(エタノール)
FDP尿中肺炎球菌抗原
血沈(ESR)尿中レジオネラ抗原浸透圧(血清、尿)
出血時間   ノロウイルス抗原
SARS-Cov2抗原定性妊娠反応HCG抗体定性(尿)
骨髄穿刺
SARS-Cov2核酸検出検査
TB、MAC核酸検出検査
CDトキシンB核酸検出
H-pylori核酸検出
呼吸器パネル
血液培養パネル
骨髄膜炎・脳炎パネル

生化学

患者様から採取された血液中には、様々な物質(酵素、電解質、糖質、脂質など)が含まれています。これらの物質を検査することにより、病態の把握や早期発見につながります。その物質の中から総44項目(2021年6月現在)を、昼夜問わず、即日報告を目指し検査しています。

※検査項目のご案内

免疫、血清

B型肝炎、C型肝炎ウイルスや甲状腺ホルモン、癌などで増加する腫瘍マーカーなどを検査しています。(総22項目 2021年6月現在)
生化学と同じように、昼夜問わず、即日報告を目指して検査しています。

血液検査

血液検査は大きくわけて血算検査と凝固検査に分けられます。
血算検査は血液中の細胞(白血球、赤血球、血小板など)の数やヘモグロビン濃度などの検査を行っています。
凝固検査では自動分析器にて出血や止血機構の有無を調べます。

一般検査

一般検査では主に尿や便の検査を行います。尿中には様々な物質(蛋白、潜血、糖、ケトン体など)が含まれています。
それらを自動分析器を用い検査し、さらに顕微鏡で沈殿物を観察し、細胞成分や細菌の有無を調べています。
これらを検査することにより腎、尿路系疾患を主に調べることができます。

便検査では肉眼ではわからないごく少量の血液(潜血)を検出し消化管出血の有無を調べます。
その他の検体として腹水、胸水、関節液、髄液などの検査も行っています。

輸血検査

緊急の輸血に対応すべく24時間体制で検査をしています。
主な検査としては血液型検査、不規則抗体検査、クロスマッチ(交差適合検査)を行なっており、また、血液製剤の管理、供給も主な仕事になっています。

細菌検査

患者様から採取した検体(喀痰、尿、便、血液など)から細菌を検出し、その菌がどのような菌であるか、どのような抗生物質が有効であるかを検査しています。
検査結果から感染症の診断や治療方針の決定などに役立っています。
主な検査としては、グラム染色、チールニルゼン染色、一般細菌培養、同定、薬剤感受性検査などを行っています。

遺伝子検査

当院では、TRC Ready-80(東ソー)、Smart Gene(ミズホメディー)、film array(ビオメリュー)の3台運用で遺伝子検査を行っております。項目に関しては、SARS-CoV-2、マイコプラズマ、抗酸菌などの検査を院内で行っており、いずれも安全キャビネット内での処理を遵守しております。

病理検査

私たちの体を構成している細胞や組織の形態を顕微鏡で観察し、病気の診断や進行度、治療効果の判定を行う検査です。
病理検査には次のような検査があります。

病理組織検査

内視鏡検査などにより採取された組織(生検)や手術により摘出された組織を約3μmの厚さに切り、スライドガラスに貼り付け、染色したもの(プレパラート)を顕微鏡で観察し、病理専門医により病変の性質や広がり等の診断を行っています。

肝臓

腎臓

術中迅速診断

手術中に病変が確実に切除されているかを調べる検査です。
この方法では通常2~3日かかる検査を30分程度で行うことができ、腫瘍の取り残しなどを防ぐことができます。

細胞診検査

尿や胸水、腹水など液状の検体や、病変部を擦過して得た検体を、細胞レベルで観察し、細胞検査士と細胞指導医により診断を行う検査です。子宮がん健診や、肺がん検診の喀痰などは細胞診検査です。

子宮膣部正常細胞

異形成細胞

腺癌細胞(腹水)

病理解剖

病死された患者様に対し、死因の究明や治療の効果、病気の本態を確認するために行います。
また、今後病気の予防や診断、治療などの医学の発展に役立てます。

生理機能検査

心電図検査

心臓は電気的な刺激を筋に伝えて収縮を繰り返しています。この電気的興奮をとらえ記録したものが心電図です。
心電図により心臓の向き、大きさ、速さ、リズム、伝導障害、虚血、梗塞部位の診断ができます。
一般的な安静時心電図のほか、負荷心電図、ホルター心電図も行なっています。

呼吸機能検査

肺の大きさ、換気能力、気道の異常、肺拡散能力などが呼吸機能を見る検査です。
基本検査として肺活量と努力性肺活量検査があります。肺活量検査は、肺が一度に取り込める空気の量を測定し、努力性肺活量は息をいっぱい吸い込んだ後に、力いっぱい息を吐き出すその勢いを測定します。

超音波検査(エコー検査)

超音波とは人の耳に聞こえない20000Hz以上(高周波数)の音で、超音波は約1530m/sの速さで生体内を伝わり(空気中は約300m/s)、その反射を画像として記録する装置です。超音波検査は他の画像診断装置と異なり常にリアルタイムにそしてどんな角度からも画像として描出することができ、また身体に無侵襲であることから何回でも検査が行なえる利点があります。

部位としては、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、子宮、卵巣、前立腺、膀胱などの内臓、また、乳腺や甲状腺、さらには心臓の動きや血管などに異常がないかを調べます。

脳波検査

脳は常に活動をしていますが、この時に微弱な電気が流れています。これをあたまに着けた電極でとらえ、波形として記録したものが脳波検査となります。

筋電図検査

筋肉や神経に異常がないかについて、筋肉が収縮する時や神経を電気で刺激するなどの筋肉や神経の信号の伝わり方を記録する検査です。

その他

終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)、眼底・眼圧検査、末梢循環動脈硬化検査(ABI)、耳鼻科聴力検査などを行っております。

採血室

当院では2F採血室で外来の患者様の採血・採尿を行っております。

採血室受付時間

■月~金曜日 8:00~18:00、土 8:00~17:00(祝日除く) ※左記時間帯以外の採血は外来で行います。

業務実績

2022年検査業務実績(月平均)

  • 外来:2,227.3件/月
  • 入院:1,138.7件/月
  • 健診:1,140.9件/月
  • 喀痰: 83.2件/月
  • 尿:  109.7件/月
  • 血液: 206.3件/月
  • その他:116.5件/月
  • 抗酸菌: 9.5件/月
  • 組織: 99.8件/月
  • 細胞診: 143.9件/月
  • 心エコー: 131.6件/月
  • 腹部・その他: 535.2件/月
  • 生理検査: 3,548.2件/月

臨地実習受入実績

  • 麻布大学生命環境科学部臨床検査技術学科
  • 静岡医療科学専門大学校医療検査学科
  • 東京工科大学医療保健学部臨床検査学科

(順不同)

採用実績

  • 杏林大学保健学部臨床検査技術学科
  • 北里大学医療衛生学部医療検査学科
  • 藤田医科大学医療科学部臨床検査学科
  • 岐阜医療科学大学保健科学部臨床検査学科
  • 文京学院大学保健医療技術学部臨床検査学科
  • 麻布大学生命環境科学部臨床検査技術学科
  • 帝京大学医療技術学部臨床検査学科
  • 鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療栄養学科
  • 埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科
  • 昭和医療技術専門学校臨床検査技師科
  • 静岡医療科学専門大学校医学検査学科
  • 北里大学保健衛生専門学院臨床検査技師養成科
  • 福島県立総合衛生学院臨床検査学科
  • 福井工業大学工学部応用理科学科
  • 桐蔭横浜大学医用工学部生命医工学科

(順不同)

所属学会

2022年度現在

  • 日本臨床衛生検査技師会
  • 静岡県臨床衛生検査技師会
  • 日本超音波検査学会
  • 日本超音波医学会
  • 日本心エコー図学会
  • 日本乳腺甲状腺超音波医学会
  • 日本臨床微生物学会
  • 日本環境感染学会
  • 日本輸血・細胞治療学会
  • 日本臨床細胞学会
  • 日本消化器内視鏡技師会

認定資格取得者数

2022年度現在 認定資格取得者数-重複あり

  • 国際細胞検査士 2名
  • 細胞検査士 3名
  • 超音波検査士 消化器 7名
  • 超音波検査士 循環器 4名
  • 超音波検査士 体表  4名
  • 超音波検査士 血管  2名
  • 二級臨床検査士 循環器生理学 3名
  • 二級臨床検査士 臨床化学 1名
  • 二級臨床検査士 微生物学 1名
  • 二級臨床検査士 病理学 2名
  • 緊急臨床検査士 3名
  • 第1種内視鏡技師 3名
  • 心電図検定 2級 1名
  • 心電図検定 3級 3名

発表学会

【2022年度 学会発表実績】

  • 第37回日本環境感染学会総会・学術集会 (横浜 6月17日-18日)
    『血液培養陽性時に迅速対応するための運用について』 望月 美孝
  • 第37回日本環境感染学会総会・学術集会 (横浜 6月17日-18日)
    『SARS-CoV-2院内検査状況』 黒田 浩記
  • 第63回全日本病院学会in静岡 (浜松 10月1日-2日)
    『アフターコロナにおける遺伝子検査機器の運用について』 望月 美孝
  • 第63回全日本病院学会in静岡 (浜松 10月1日-2日)
    『夜間帯における血液培養陽性検体の結果報告改善について』 由良 瑠菜
  • 第34回 日本臨床微生物学会総会・学術集会 (横浜 2月3日-5日)
    『FilmArray血液培養パネル2でMRSAの見落としを防いだ1症例』 望月 美孝
  • 第34回 日本臨床微生物学会総会・学術集会 (横浜 2月3日-5日)
    『病棟の尿検体から検出された大腸菌における薬剤耐性率について』 由良 瑠菜

【2021年度 学会発表実績】

  • 第36回 日本環境感染学会総会・学術集会 (名古屋 9月19日-9月20日)
    『COIVD-19感染症クラスター発生時における臨床検査技師の関わり』 望月 美孝
  • 第36回 日本環境感染学会総会・学術集会 (名古屋 9月19日-9月20日)
    『Clostridium difficile迅速キットの運用評価』 黒田 浩記
  • 第33回 日本臨床微生物学会総会・学術集会 (仙台 1月28日-1月30日)
    『長期入院病棟における緑膿菌の薬剤耐性率について』 望月 美孝
  • 第33回 日本臨床微生物学会総会・学術集会 (仙台 1月28日-1月30日)
    『夜間の血液培養陽性時におけるグラム染色の有用性について』 由良 瑠菜

【2020年度 学会発表実績】

  • 第32回 日本臨床微生物学会総会・学術集会 (WEB 1月29日-2月28日)
    『当院におけるSARSCov2PCR検査の実施状況』 望月 美孝
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