7東 師長 大石初巳

 静岡徳洲会病院は8月1日より回復期リハビリテーション病棟をオープンします。
 回復期リハビリテーション病棟とは、脳梗塞・脳出血などの患者様や大腿骨頸部骨折手術後などの患者様を対象に、日常生活動作の向上による寝たきりの防止と在宅復帰を目的としたリハビリプログラムを、医師、看護師、理学療法士、作業療法士などが協働して作成し、これに基づくリハビリを集中的に行なうための病棟です。
 リハビリと言えば、ひと昔前は、保養地などの温泉周囲の病院等でのんびりゆっくりおこなっておりました。しかし、現在では発症から早期にリハビリをすることで機能の回復が促進され、日常生活動作の自立が得られることから、医療連携のシステムが確立され、急性期→回復期→慢性期の医療体制が整ってきました。
 当院でも、地域住民の皆様の回復期医療の一翼となることを目的に今回の開棟の運びとなりました。
 当病棟は2つの大きな自慢があります。一つはリハビリの充実です。レッドコードと呼ばれるロープを利用した体幹を鍛える器具や動作性と意欲を引き出すパワーリハと呼ばれる最新式器具を病棟に設置し、専従の理学療法士が個人にあったプログラムを準備しています。
 二つ目は、療養環境です。7階東に位置します病棟からの眺望は絶景です。駿河湾から富士山、静岡市街全域、南アルプスまで一望に、毎日、観ることができる最高の贅沢ができます。
 リハビリテーション入院は、長期にわたり、心も体も楽でない期間です。その期間を責任もって、支えたいと現在職員一同、準備に励んでいます。また、感染症対策が整った環境でリハビリテーションを行えますので、ご利用をお考えの方は、是非見学・ご相談においでください。