当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第6報)

令和2年12月14日(月)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月13日の第5報時点で、入院患者様から13名、職員から6名の合計19名の陽性者が判明しておりましたが、13日夕方に新たに1名の患者様の陽性が確認されました。

新たに陽性が判明した患者様は院内感染が発生している病棟とは別の病棟の入院中の患者様でしたが、院内感染が発生している病棟に入院していた時期があり、要観察患者として治療を継続しておりました。当該患者様は12月10日時点で1度陰性を確認しておりましたが、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

現在の感染者は、患者様14名、職員6名(看護師3名、看護助手1名、事務職員2名)の合計20名となっております。

また、昨日12月13日の静岡市による報道発表で、当院の院内感染対策に関する検査体制について報告がなされましたが、改めて以下の通り当院の検査方針についてご報告させていただきます。

【検査方針について】
①12月11日までに全職員、全入院患者様の検査は実施済(ただし、長期休暇職員2名は出勤後今週中に実施予定)。
➁①の検査の結果、院内感染は同一病棟での発生と考えており、当該病棟の入院患者様及び関連職員に対する検査を、初発発生から7日目及び14日目に実施することとする。
③12月1日から12月9日までに当該病棟を退院した元入院患者様については、連絡を取り随時検査実施を進めている。
④症状がある患者様及び職員については、随時検査を実施している。
➄また、本日発表の陽性患者様(当院20例目)が、院内感染発生病棟以外の患者様であったため、12月14日にこの病棟の入院患者様及び関連職員に対する検査を実施中。また、当該病棟患者様及び職員の定期的な検査実施する。
⑥➄の事例が発生したため、今後全職員の2度目の検査実施を検討している。
※上記検査方針は静岡市保健所及び静岡市の協議のうえで了承済み。

早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹