当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第8報)

令和2年12月16日(水)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月15日の第7報時点で、入院患者様から15名、職員から7名の合計22名の陽性者が判明しておりましたが、新たに8名の(患者様4名、看護師4名)陽性が判明しました。

新たに陽性となった患者様のうち3名は、院内感染が発生している病棟の入院中の患者様で、初発の発生から7日目の一斉検査により判明しました。すでに陽性となられた患者様と同室または陽性となった職員との接触があったことから、感染対策を講じた治療を継続しておりました。これらの患者様のうち2名の患者様は2度の陰性を確認、1名の患者様は3度の陰性を確認しておりましたが(1度目は一斉検査、2度目以降は症状が出たことによる検査)、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

また、新たに陽性となった患者様のうち1名は、今まで陽性者が出ていない病棟の患者様で、発熱症状があったことで検査をしたところ陽性が判明しました。現時点でこの患者様の感染経路は不明です。(12月10日の全患者様の一斉検査で一度陰性でしたが、当該患者様は院内感染発覚前の12月8日に一時外出していたこともあり、院内感染又はその他の感染ルート両面で調査をしております)。この患者様の陽性を受け、当該病棟の全患者様及び職員(関連職員含む)に対して検査を実施して行く予定です。

新たに陽性となった看護師4名は、院内感染が発生している部署の初発発生から7日目の一斉検査及び陽性患者様受け入れ病棟の定期的検査により判明しました。
そのうち3名は院内感染が発生している部署の看護師で、3名とも12月9日の検査で一度陰性を確認しておりました。うち2名無症状で、1名は12月13日に発熱症状があり2度目の検査をしたところ陰性で、その後症状が改善しましたが自宅待機中でした。この3名は初発患者発生以前に感染し、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。
残る1名の看護師は、陽性患者様受け入れ病棟の看護師で、12月9日の検査で陰性を確認しておりました。無症状でありますが、陽性患者様対応の中で感染した可能性が考えられます。

現在の感染者は、患者様19名、職員11名(看護師8名、看護助手1名、事務職員2名)の合計30名となっております。

早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹