当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第10報)

令和2年12月18日(金)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月17日の第9報時点で、入院患者様から20名、職員から11名の合計31名の陽性者が判明しておりましたが、新たに2名(患者様1名、看護師1名)の陽性が判明しました。

新たに陽性となった患者様は、院内感染が発生している病棟の入院中の患者様で、発熱症状があり検査をしたところ陽性が判明しました。院内感染が発生している病棟の患者様であったことから、感染対策を講じたうえ治療を継続しておりました。この患者様は、過去に2度の陰性(1度目は12月9日の一斉検査、2度目は12月15日の7日目一斉検査)、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

また、新たに陽性となった看護師は、院内感染が発生している病棟に勤務し、すでに陽性となった職員の濃厚接触者として12月13日から自宅待機となっていた者で、陽性職員との最終接触日から10日目で復職判断のための検査を実施したところ陽性が判明しました(無症状)。当該看護師は12月9日の検査で一度陰性を確認しておりましたが、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

なお、12月16日から12月17日にかけて院内全職員の2度目の一斉検査を実施したしましたが、全員の陰性を確認いたしました。引き続き、院内感染が発生している病棟と、この病棟から転棟患者様が陽性となった病棟の2病棟については、定期的に検査を実施し観察を継続してまいります。

現在の感染者は、患者様21名、職員12名(看護師9名、看護助手1名、事務職員2名)の合計33名となっております。

早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹