当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第12報)

令和2年12月22日(火)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月19日の第11報時点で、入院患者様から21名、職員から12名の合計33名の陽性者が判明しておりましたが、新たに9名の(患者様6名、看護師3名)陽性が判明しました。

新たに陽性となった患者様のうち1名は院内感染が発生している病棟の患者様で、発熱症状による検査で判明いたしました。院内感染が発生している病棟の患者様であったことから、感染対策を講じた治療を継続しておりました。この患者様は、一斉検査を含めて症状が継続していたこともあり7回の検査を実施し陰性を確認、今回8回目の検査で陽性となりました。初発の陽性者から14日以内の判明であることから、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

また、新たに陽性となった患者様のうち5名は12月14日(第5報)で報告させていただいた、院内感染が発生している病棟とは別の病棟(院内感染が発生している病棟に一時的に入院していた患者様が陽性となった病棟)の患者様で、4名は陽性となった患者様と同室者だった方、1名は陽性患者様と接触があった方になります。5名とも複数回(2回~4回)の検査で陰性を確認していましたが、今回当該病棟で陽性患者様が判明してから7日目の一斉検査により陽性が判明したことから、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。
さらに、陽性となった看護師3名もこの病棟の看護師で、同じく当該病棟で陽性患者様が判明してから7日目の一斉検査により陽性が判明しました。現時点でこれらの看護師の明確な感染経路は不明ですが、当初に当該病棟で陽性が判明した患者様との接触を確認しております。

現在の感染者は、患者様27名、職員15名(看護師12名、看護助手1名、事務職員2名)の合計42名となっております。

早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹