当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第13報)

令和2年12月23日(水)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月22日の第12報時点で、入院患者様から27名、職員から15名の合計42名の陽性者が判明しておりましたが、新たに9名の(患者様6名、看護師3名)陽性が判明しました。

今回判明した陽性者は全て、今まで感染が確認されていなかった病棟での発生となります。12月22日に発熱症状が出た当該病棟の患者様1名に検査を実施したところ陽性が判明(当該患者様は12月10日の一斉検査で陰性)しました。これを受けて、当該病棟全ての患者様及び職員(関連職員含む)に一斉検査を実施したところ、患者様5名と看護師3名の陽性が判明しました。これらの患者様及び看護師も過去に複数回の検査で陰性を確認しておりました。この病棟においても院内感染が発生したと考えておりますが、現在のところ従来院内感染が発生している病棟の患者様及び職員との接点がないことから、別の感染経路の可能性もあると考えており、引き続き調査を行っております。当該病棟の患者様においても感染対策を強化した治療を継続し、定期的な検査実施を行ってまいります。

なお、最初に院内感染が発生した病棟については、初発発生から14日目の一斉検査により、患者様及び職員全員の陰性が確認されました。この病棟については、終息に向けて引き続き感染対策を強化した対応を継続してまいります。

現在の感染者は、患者様33名、職員18名(看護師15名、看護助手1名、事務職員2名)の合計51名となっております。

最初の院内感染が判明して以降、院内全体の感染対策の徹底・強化をしてまいりましたが、複数の病棟で感染が確認される事態となっており、感染拡大を食い止める難しさを痛感しております。
早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策の強化及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹