当院の入院患者様及び職員などにおける 
新型コロナウイルス感染症の発生につきまして
(第14報)

令和2年12月24日(木)

この度の件につきまして、患者様及びご家族様、関係者の皆様方に、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

12月23日の第13報時点で、入院患者様から33名、職員から18名の合計51名の陽性者が判明しておりましたが、新たに10名の(患者様7名、看護師2名、看護助手1名)陽性が判明しました。

新たに判明した患者様のうち1名は12月14日(第5報)で報告させていただいた、院内感染が発生している病棟とは別の病棟(院内感染が発生している病棟に一時的に入院していた患者様が陽性となった病棟)の患者様で、すでに陽性となった患者様と同室におられた方です。発熱症状により検査を行ったところ、陽性が判明いたしました。陽性患者様と同室であったことから、感染対策を講じた治療を継続しておりました。過去に複数回の検査で陰性を確認しておりましたが、潜伏期間の関係で遅れて陽性が判明したものと考えております。

また、その他新たに判明した患者様6名と看護師1名は、12月23日(第13報)で報告させていただいた、今までに陽性者が発生していない病棟(23日に患者様職員併せて9名の陽性が判明した病棟)の患者様と職員で、患者様6名は23日の検査で陰性であったものの、発熱症状があったことで検査をしたところ陽性が判明いたしました。また看護師1名も23日の検査では陰性でしたが、その後発熱症状が出現し検査をしたところ陽性が判明しております。

その他、陽性となった看護師1名は濃厚接触者として12月17日から自宅待機となっていた職員で、復職判断のための検査を実施したところ陽性が判明しました。また、看護助手1名は患者搬送を担当する職員で、症状があり検査を実施したところ陽性が判明しました。この看護助手の感染経路は現時点で不明です。

現在の感染者は、患者様40名、職員21名(看護師17名、看護助手2名、事務職員2名)の合計61名となっております。
※最初に院内感染が判明したA病棟 
患者様19名、職員6名 合計25名(14日目の一斉検査で新規陽性者発生0名)
※従来陽性患者様の受け入れをしていたB病棟
 職員4名 合計4名(14日目の一斉検査で新規陽性者0名)
※A病棟からの転棟患者が陽性となったC病棟
 患者様8名、職員4名 合計12名
※12月23日に新たに判明したD病棟
 患者様12名、職員4名 合計16名
※その他部署
 患者様1名、職員3名 合計4名(院内感染との関連性不明)

なお、陽性患者様が多く発生していることから、周辺の新型コロナウイルス感染症患者受け入れ医療機関にご協力をいただき、新たに2名の患者様を転院させていただきました。転院されました患者様及びご家族にはご迷惑をお掛け致しまして心よりお詫び申し上げるとともに、搬送調整をいただいた静岡市保健所や静岡市及び県庁本部の皆様、静岡市消防局の皆様、患者様を受け入れていただきました医療機関の皆様には心より感謝申し上げます。

早急に事態の収拾を図るため、引き続き管轄の静岡市保健所及び静岡市保健衛生医療課、静岡県DMATの関係者の皆様、徳洲会グループ感染管理部会の専門家の指導のもと対策の強化及び関係者の検査を実施しております。

感染の拡大防止、終息に尽力してまいりますので、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡徳洲会病院
病院長 山之上 弘樹